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ジャカルタでの岡部スタジオ、木組ワークショップの開催

  • 執筆者の写真: okabelab
    okabelab
  • 9月29日
  • 読了時間: 2分

2025年8月から9月にかけて、インドネシアのジャカルタで岡部スタジオと木組ワークショップが開催されました。

岡部スタジオでは、「インフォーマル・パブリックスペース」をコンセプトに、インドネシアのジャカルタ中心部に位置するカンポンにおいて、インドネシア大学建築学科の学生と日本の建築学生の協働によりコミュナルスペースを建築しました。現地住民との交渉を行いながら、再利用木材や解体材を利用しつつ、屋根、壁、床の3チームに分かれた学生らによる設計施工が行われました。インドネシア大学でも同テーマのシンポジウムが開催され、日本からは岡部明子先生、佐藤淳先生、石川初先生、雨宮知彦先生が登壇されました。建築が一区切りして学生らが帰国したのちも、現地住民による自主的な建築行為が続けられています。インドネシア国立図書館の館員の協力を受け、コミュナルスペースに図書を設置する計画が進行中です。

また、岡部研究室の修士2年で北北建築行為主宰の北里萌音さんと、ジャカルタのコレクティブKampung Kollektief(カンポンコレクティブ)の Iqra Firdausy(イクラ・フィルダウシ)さん、Anastasia Dinda Ciptaviana(アナスタシア・ディンダ・チプタヴィアナ)さんにより、国際交流基金ジャカルタ支部の支援のもと、木組セミナー、木組ワークショップと展示、カンポン散歩イベントが開催されました。セミナーとワークショップでは講師として株式会社いとうともひさの伊藤智寿さん(オンライン)と山下大地さんが招かれ、インドネシアの廃材再利用スタートアップWaste4Change(ウェイストフォーチェンジ)からの材料の寄付を受け、インドネシアの方々と日本の大工道具を使いながら貫を利用した椅子の制作が行われました。東京大学建築学専攻の藤田研究室のご助力のもと、参加者が継手仕口の模型に触れる機会も設けられました。展示では継手仕口の模型に加え、インドネシア大学と東京大学の2011年からこれまでのワークショップや建築プロジェクトを振り返る写真やテキストが展示されました。カンポン散歩イベントはインドネシアの街歩きコミュニテイGanggangan(ガンガンアン)との共催であり、参加者は岡部研究室の過去のプロジェクトの建築や今年の岡部スタジオの成果物を訪ねながらカンポンを巡りました。

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新建築2025年4月号に執筆記事が掲載されました。

以下の書誌に岡部先生の寄稿が掲載されました。 書誌情報: 新建築2025年4月号/学びの場と環境(株式会社新建築社) 連載:建築論壇 記事タイトル:〈外〉に逃れた学びの場 ゴンジロウ塾の試み 詳細は以下のリンクから確認できます。...

 
 
 

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